今回は、滋賀県の上原酒造が手掛ける日本酒「不老泉」を探究します。
伝統的な山廃仕込と天然酵母を使用したこのお酒は、複雑でまろやかな旨みが特徴。
フルーティーさを控えめにし、濃醇で力強い味わいが広がります。
おつまみには赤貝やキムチを合わせ、奥行きのあるペアリングを楽しみました。
どんなお酒か気になる方は、ぜひその魅力を感じてみてください。
不老泉はどんな日本酒?
不老泉は、滋賀県の上原酒造が醸す日本酒です。
主に山廃仕込という製法で造られており、これは天然の乳酸菌を増殖させる仕込み方法で、酸味と芳醇な旨みが特徴的です。
さらに、不老泉は酵母を添加せず、酒蔵に棲みつく天然酵母で発酵させています。
絞る際には機械を使わず、「木槽天秤絞り」という伝統的な方法を採用。余分な圧をかけないため、コクがあり滑らかな酒質に仕上がっています。
また、木桶仕込みによって木材に棲む微生物が発酵を助け、より複雑な風味を生み出しています。
フルーティーなタイプではなく、濃醇で旨みがあふれる重量級の日本酒です!
今回は、酒米「雄町」を使用した山廃仕込純米吟醸をいただきます!

不老泉の香り・味わい
複雑でスパイシーな香りが特徴的です。木の香りやヨーグルトのようなニュアンスも感じられ、フルーツ系の香りは控えめです。
口に含むと、雄町由来のまろやかな旨味が広がります。酸味もあり、味わいは複雑で濃厚。生酒ならではのフレッシュさも感じられます。
アルコール度数17度ということもあり、ボリューム感があり、しっかりとした飲みごたえです。
開栓してから1〜2週間ほど経過すると、味がよりまろやかになり、さらに美味しく感じられました。
不老泉に合うおつまみ
複雑な味わいのお酒なので、しっかりとした味のおつまみとよく合います。
お刺身では赤貝を合わせてみましたが、とても美味しかったです!
また、意外にもキムチと相性抜群でした。スパイシーな風味が調和し、相乗効果を生んでいるように感じました。酸味のあるキムチがおすすめです。
まとめ
今回は不老泉をいただきました。
伝統的な山廃仕込と天然酵母で醸された不老泉は、複雑な風味が絡み合い、まろやかな旨味が広がる、とても美味しいお酒でした。
おつまみには赤貝やキムチを合わせました。味わいに奥行きがあるおつまみと相性が抜群です。