日本酒

光栄菊を探究する

近年人気が高まっている日本酒「光栄菊(こうえいぎく)」。酸味の効いた爽やかな味わいが特徴で、ファンも急増中です。

ただ、ラインナップが多くて「どれを選べばいいの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

この記事では、光栄菊の中でも人気の「Hello! KOUEIGIKU 雄町」と「清海 Sukai」を実際に飲んだ感想をもとに、味の特徴や違い、おすすめのおつまみまで詳しくご紹介します!

光栄菊はどんな日本酒?

「光栄菊」は、佐賀県小城市にある光栄菊酒造さんが醸す日本酒です。

光栄菊酒造さんは2006年に一度廃業しましたが、新しい経営陣のもと2019年に再建され、見事に復活を遂げました。

復活にあたっては、「菊鷹」という日本酒の杜氏を務めていた山本氏を杜氏として迎え入れています。

山本氏が手がける日本酒は、酸味の効いた味わいが特徴とされており、光栄菊にもその個性がしっかりと受け継がれています!

今回は、光栄菊のフラッグシップ商品「Hello! KOUEIGIKU 雄町」と、初の通年商品となる「清海 Sukai」をいただきます。

Hello! KOUEIGIKUの香り・味わい

香りは、メロンやオレンジのようなフルーティさに加えて、木桶由来の落ち着いた香りも感じます。

一口含むと、微炭酸が心地よく、爽やかな飲み口。さらに雄町ならではのまろやかさが加わり、芳醇な一面も顔をのぞかせます。やさしい甘みが口の中にふんわりと広がりますね。

余韻はスッときれて、しつこさがありません。アルコール度数は14度と軽やかで、爽やかさと芳醇さが絶妙なバランス。とても美味しい一本です!

清海の香り・味わい

香りは、グレープフルーツのような爽やかさがあり、これぞ光栄菊らしい個性といった印象です。

一口含むと、柑橘系の風味とともに、果実のようなフレッシュな酸味が広がり、とてもジューシー!思わずもう一口飲みたくなる味わいです。

余韻は短く、スッと軽やかに切れていきます。アルコール度数は14度と控えめで、スイスイと飲めてしまう一本です。

光栄菊に合うおつまみ

光栄菊は酸味とやさしい甘味が特徴なので、お寿司の酢飯との相性は抜群。お互いの酸味と甘みが調和し、とても美味しくいただけます!

もちろん和食全般によく合いますが、意外にもアヒージョとの相性も◎。特に、トマトや梅干など酸味のある具材を入れると、光栄菊の酸味と絶妙にマッチします。

そのほかにも、お蕎麦、塩辛、焼き魚、砂肝など、さまざまなおつまみとよく合います。調味料ではポン酢との相性が特に良く、爽やかさがさらに引き立ちますよ。

まとめ

光栄菊は、新たな息吹を吹き込まれた銘酒として、他にはない酸味と甘みのバランスを持った魅力的な日本酒です。

フラッグシップの「Hello! KOUEIGIKU 雄町」は、芳醇さと爽やかさを兼ね備えた味わいが印象的。一方、「清海 Sukai」はジューシーで軽やか、まさにスイスイ飲める一本です。

どちらも和食をはじめ、アヒージョや焼き魚、塩辛など、幅広い料理と相性抜群。とくに酸味のある食材やポン酢との組み合わせは、光栄菊の個性を引き立ててくれます。

気取らず楽しめるのに、どこか印象に残る光栄菊。ぜひ一度、あなたの食卓でも味わってみてください。