日本酒

自然郷を探究する

「自然郷」はどんな日本酒なんでしょうか?「楽器正宗」との違いも気になりますよね。

自然郷は、その名の通り、地元の自然を大切にして造られた、お米だけでできた日本酒です。

純米酒や生酛造りが好きな方には、特にオススメです!

この記事では、自然郷と楽器正宗の違いはもちろん、自然郷の香りや味わい、相性バッチリのおつまみまでご紹介します。ぜひ最後までお楽しみください!

自然郷はどんな日本酒?

自然郷は、福島県矢吹町にある大木大吉本店さんが手がける日本酒です。

大木大吉本店さんといえば、やっぱり「楽器正宗」が有名ですよね。自然郷との違いは、アルコール添加の有無にあります。

自然郷は全て純米酒で、アルコールを添加していないのが特徴です。

香りや味わいも自然郷と楽器正宗でそれぞれ個性がありますが、どちらもとても飲みやすくて美味しい!楽器正宗についても、いずれ別の記事でご紹介したいと思います。

さて今回は、「自然郷 円融純米」をいただきます!使われている酒米は「夢の香」という、福島県で開発・栽培されたお米。

いわゆる「テロワール」(その土地の環境や気候を活かした酒造り)にこだわってるんですね。

お米は60%まで削られていて、純米吟醸といってもいいレベル。さらに、生酛造りと思われ、爽やかな酸味があり、さまざまな料理に合わせやすそうです。

自然郷の香り・味わい

香りは、生酛造りならではなのか、ヨーグルトのような乳酸菌を思わせる爽やかさがあります。

そこに、若いバナナやメロンのようなフルーティな香りも重なっていて、穏やかでとても心地いい香りです。

味わいは、口に含んだ瞬間からまろやかでやさしい口当たりです。ふわっと広がる甘みのあとに、心地よい酸味が効いてきます。

全体的にはスッキリしていて、しつこさは感じません。とても爽やかです。

余韻はそれほど長くなく、スっとキレ良く消えていきます。アルコール度数は15度で、重すぎず軽すぎず、ちょうどいいバランス。どんどん飲み進められてしまいます。

生酛造りのお酒の中では、かなり飲みやすい部類なのではないでしょうか…!

自然郷に合うおつまみ

自然郷は、やさしい甘みと爽やかな酸味が特徴。そんな自然郷には、同じように甘みや酸味を持ったおつまみがとてもよく合います。

例えば、酢味噌でいただくホタルイカ。ほんのりした甘みと酸味が自然郷とハマって、互いに引き立て合います。これは本当に美味しい…!

他にも、甘めの塩辛や、酸味のあるキムチなども相性バッチリ。やはり生酛造りのお酒は、色々な食事と合わせやすいですね。

おつまみなしでも十分に楽しめるお酒ですが、相性のいい一品と合わせると、自然郷の魅力がより際立ちます。

まとめ

自然郷は、やさしい甘みと爽やかな酸味が魅力の、福島生まれの純米酒です。香りは乳酸系の爽やかさに加えて、ほんのりフルーティ。

味わいもまろやかでスッキリしていて、生酛造りの中ではとても飲みやすい仕上がりでした。

酢味噌ホタルイカや塩辛、キムチなど、甘みや酸味を持つおつまみと相性抜群。もちろんそのままでも美味しく楽しめます。

飲みやすさの中にしっかり個性があって、日本酒ビギナーからファンまで幅広くおすすめできる一本です。気になった方は、ぜひ一度「自然郷 円融純米」を味わってみてください!